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木の家コラム

【現場監督コラム】断熱リフォームの現場監督の考え

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築32年経った鳩山町のM様邸リフォーム工事で、今年1月の下旬からお世話になりました。

在来浴室をUBに交換し、隣の洗面脱衣室も断熱材の改修を行う為に床全てと外壁に面する内壁を解体して工事を行う内容でした。
私も木造建築の仕事を始めてかれこれ28年経ちますが、ほとんどの現場で経験値だけで済んだ事がありません。
やっぱり有りました。お風呂の窓です。

入隅窓をどう納めるか

既存の浴室サッシが入隅に付いてます。外壁を壊さずに施工する事で打合せをしていたので、このままではユニットバスが納まらない。
いろいろと調べてみたところ良い商品が有りました。某メーカー商品のリプラスサッシを連窓(つなげて)して、ユニットバスの壁裏側になる部分はFIX窓に断熱パネルをはめ込み、浴室内部には縦スベリ窓のみが見えてくる納まりで無事に工事が出来ました。

リフォーム前
既存の窓とユニットバスの角との納まりがポイント
リフォーム後
外から見ると(左側がFIX窓に断熱パネル+右側が縦すべり窓)
リフォーム後
中から見ると縦すべり窓だけが付いているように見えます

足を運び、現場をよく見て、お施主さんとしっかりコミュニケーションをとる

リフォーム工事は、仕様や方針を打ち合わせるお施主さんとの打合せの時点では、現場の「こうすれば納まる」という答えが出せない場合もあります。
そのため、仕様や方針がある程度決まったら、リフォーム箇所の現場調査のために何度か訪問します。
そうやって、お家に伺う回数が多くなってくると、お施主さんとのコミュニケーションが密にとれ、他のリフォーム納まりについても気付くことももあったり…、
工事中についてのお施主さんからの質問なども、面と向かってお答えできるので、工事が始まった時にスムーズに進めることになります。

昔的な考えですが、やはり現場は、行って、見て、判断して段取りをする。
最終的には、施主さんに喜んでいただき引渡し出来ることがこの仕事のやりがいですかね。

木の家だいすきの会では、コーディネーターさんや設計者さんもいるので、年ごとに変わる補助金制度や、断熱計算などのアドバイスももらえるので、工務店として心強いです。

今年度もリフォーム工事の補助金が充実していますので、皆様どうぞお問合せください。

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